小説『巫女さんえにしさま』
『――恋は、どんな形でも良いんだよ。』
様々な恋の物語。
縁結びの神様として知られる『えにしさま』を祀(まつ)る『森宮神社』。
そこで巫女として日々を過ごす13歳の少女、森宮結は異性に恋が出来ない、と悩んでいた。
そして、書いていた日記に、まさかの『えにしさま』から返事を書いたことをきっかけに、物語が始まる。
おことわり
主な登場人物
森宮 結(もりみや ゆい)
森宮神社でお手伝いをしている、13歳の少女。巫女として年末年始などの切り盛りもする。
男子から告白されたりしても、あまりドキドキした経験が無く、それをずっと悩んでいる。
毎日日記を欠かさず書いており、趣味にもしている。
えにしさま
森宮神社に祀られているという、縁結びの神様。
結の日記に度々返事を書いていて、交換日記のようになっている。
人々の気持ちに気づく力があるらしい。